特定健診とは

日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。

健診項目

①特定健診の基本的な項目

  • 質問項目
  • 身体計測
    (身長、体重、BMI、腹囲(内臓脂肪面積))
  • 理学的所見 (身体診察)
  • 血圧測定
  • 脂質検査
  • (中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール
    又は Non-HDLコレステロール)
  • 肝機能検査
    (AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
  • 血糖検査
    (空腹時血糖又はHbA1c検査、やむを得ない場合には随時血糖)
  • 尿検査(尿糖、尿蛋白)

②特定健診の詳細な健診の項目

生活習慣病の重症化の進展を早期にチェックするため、詳細な健診として、心電図検査、眼底検査、貧血検査(赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値)、血清クレアチニン検査(eGFRによる腎機能の評価を含む)のうち、一定の基準の下、医師が必要と判断した場合に選択的に実施します。

判定基準

  • 腹囲
    男性 85cm以上、女性 90cm以上
  • 腹囲
    上記以外 かつ BMI≧25kg/m2
  • 血圧高値
    収縮期血圧 130mmHg以上、
    又は拡張期血圧 85mmHg以上
  • 脂質異常
    中性脂肪 150mg/dl以上、
    又はHDLコレステロール 40mg/dl未満
  • 血糖高値(空腹時血糖)
    100mg/dl以上、又はHbA1c(NGSP) 5.6%以上
  • 喫煙歴の有無
(厚生労働省ホームページより)

門司区の現状

厚生労働省では、特定健診の受診率の目標を、70%以上に設定していますが、門司区では35.7%とまだまだ低い状態です。
受診者の内、メタボリック症候群該当者は20.4%、有病者は、高血圧症52.4%、脂質異常症62.0%、糖尿病13.5%、糖尿病予備軍15.5%と多いです。自覚症状が無くとも、特定健診を受けることで、生活習慣病の早期発見、早期治療につながります。

特定健診をご希望の方は

朝食を食べずに(できれば前日から10時間以上絶食で、飲水は可)御来院ください。
予約は必要ありません。

がん健診

当院では、以下のがん検診を行っていますのでご相談ください。

  • 胃がん検診
    胃内視鏡検査
  • 大腸がん検診
    便の潜血反応検査
  • 前立腺がん検診
    PSA検査(血液検査 )
早期発見・早期治療が大切です

特定健診とは【辻医院】北九州市門司区 特定健診について