大腸ポリープ
ポリープの多くは良性として生まれてきますが、 中には最初から悪性のものや後から癌に進行するものもあります。
それにはポリープの形と大きさが深くかかわってきます。
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④、特に⑤は癌化する可能性が高く、最初から癌であることも少なくありません。
①、②、③は癌化の可能性は比較的少ないですが、6mm以上に大きくなってくると少しずつ癌化の可能性がでてきます。また④、⑤にくらべ圧倒的に数が多いため大腸癌の多くはこのポリープの癌化したものと考えられます。
米国の研究で、腫瘍性のポリープを内視鏡的に摘除することで、大腸癌の罹患率が76-90%、死亡率が53%抑制できるとの報告があったことから、見つかったポリープは切除するという考えが普及してきています。
当院では発見されたポリープは、②亜有茎性から④扁平で9mm以下、良性と判断されたポリープを切除しています。内視鏡の先端から出したワイヤーでポリープの根元を縛り、そのまま切除するcold polypectomyという方法です。鎮痛剤、鎮静剤を使用することもなく、術後30-60分ほどの安静が必要ですが日帰りで可能です。
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