過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、腹痛とそれに関連する便通異常(下痢や便秘)が慢性あるいは再発性に持続する状態と定義され、その症状にはストレス、腸内細菌、腸管粘膜の炎症、神経伝達物質(脳と腸に共通)、遺伝などが関与することが明らかになっています。

発熱、関節痛、血便、体重減少、腹部の腫瘤、50歳以上の方、大腸がんの家族歴、血液検査の異常(貧血、炎症反応陽性、低蛋白)、便潜血陽性のいずれかがあれば大腸内視鏡検査により、器質的疾患(がんや炎症)の鑑別を行います。

症状に応じた食事内容の説明、プロバイオティクスの摂取、消化管運動機能調節薬、下剤、抗不安薬などを使用することで、症状の改善を目指します。

過敏性腸症候群【辻医院】北九州市門司区 過敏性腸症候群の治療について