QandA

胃の内視鏡について

Q: いつから絶食ですか。
Q: 検査にかかる時間はどのくらいですか。
Q: 以前検査を受けたとき、ものすごく苦しかった経験があります。楽に受けられる方法があれば教えてください。
Q: 鼻から内視鏡を入れて検査できると聞きましたが、出来ない人はどんなひとですか。またメリットを教えてください。
Q: 検査の後気をつけることはありますか。
Q: 胃カメラでどこまで見ることができるのですか。

大腸の内視鏡について

Q: 腸の中を空っぽにするイメージがあります。何日前から食事制限があるのですか。
Q: 検査にかかる時間はどれくらいですか。
Q: 大腸の検査ってとてもはずかしいのですが。
Q: 費用はどのくらいですか。
Q: 女性は男性より腸が長いと聞きました。誰でもすべて検査できるのですか。どこまで入るのですか。

胃の内視鏡

いつから絶食ですか。

検査当日の朝のみ絶食ですが、水は飲んでかまいません。
また血圧などの必要なおくすりも飲んでいただきます。


検査にかかる時間はどのくらいですか。

内視鏡検査自体は7~8分程度です。組織検査を行うともう少し時間が必要になります。
検査の準備としてのどや鼻の麻酔を行いますので10分程度必要です。朝8時頃に来院していただきますので説明まで含めて9時頃までには終わります。


以前検査を受けたとき、ものすごく苦しかった経験があります。楽に受けられる方法があれば教えてください。

楽に検査を受けていただく方法として、最近では経鼻内視鏡といって鼻から細い内視鏡を挿入する方法があります。内視鏡が舌に触れないので吐き気がほとんど無く、口がふさがっていないので会話をしながら検査をすることができます。

もう一つは、鎮静剤を使用する方法です。眠くなるくすりを注射してぼーっとなった状態で検査しますので苦痛を感じることがあまりありません。この場合検査が終わった後もふらふらすることがありますので1時間程度院内で休んでから帰っていただきます。また車の運転はしないほうが安全です。


鼻から内視鏡を入れて検査できると聞きましたが、出来ない人はどんなひとですか。またメリットを教えてください。

鼻の中がかなり狭い人はできないことがあります。だいたい検査を受ける人の10%弱が出来ないといわれています。
 
メリットは前述したように内視鏡が舌に触れないので吐き気がほとんど無く、口がふさがっていないので会話をしながら検査をすることができます。
 
また口からの内視鏡に比べ麻酔の量が減らせることや、注射が不要であること、血圧や脈の変化があまり無く体の負担が少ないことなどが上げられます。


検査の後気をつけることはありますか。

検査後ものどの麻酔が残っていますので30分ほどは飲食ができません。鼻からの内視鏡の場合はわずかですが鼻出血を起こすことがあること、鼻の違和感が検査当日に残ることがあります。
 
組織の検査を行った場合は、当日はアルコールは厳禁、脂物、刺激物も控えてください。熱いお風呂に長湯することも避けてください。


胃カメラでどこまで見ることができるのですか。

食道、胃、十二指腸の途中まで見ることができます。


大腸の内視鏡

腸の中を空っぽにするイメージがあります。何日前から食事制限があるのですか。

便通があまり悪くない場合は制限する必要はありませんが、腸の中にカスが残りやすいものを控えていただく必要があります(野菜、果物、海藻、きのこ、こんにゃく、ごま、脂物、乳製品など)。

絶食は検査当日の朝のみで、水分はとれます。便通が悪い場合は、前日に検査食(カスが残らないレトルト食品)を食べていただくと良いでしょう。2日前から寝る前に錠剤の下剤を飲んで準備していただきます。


検査にかかる時間はどれくらいですか。

検査は腸の長さ、形がひとりひとり違うため一概には言えません。5分で奥まで入る人もいれば、20分ぐらいかかる人もいます。また抜くときによく観察していきますので10分から15分かかります。

全体として20分から40分くらいかと思います。9時に来院していただいてから腸の中をきれいにするお薬をのんでいただき、便が全部出て腸がきれいになってから検査をはじめますので、検査開始は12時30分からになります。


大腸の検査ってとてもはずかしいのですが。

専用の更衣室で検査着に着替えていただき、検査時は体にタオルケットをお掛けします。女性の看護士が声掛け等を行います。検査開始前に肛門に麻酔のゼリーを塗る必要がありますが、照明を落とすなど配慮いたします。


費用はどのくらいですか。

盲腸(一番奥)まで挿入すると3割負担の場合、6000円弱です。
さらに組織の検査を行うと10000円弱になります。


女性は男性より腸が長いと聞きました。誰でもすべて検査できるのですか。どこまで入るのですか。

必ずしも女性が腸が長いというわけではありません。基本的には盲腸(一番奥:大腸の始まり)まで挿入します。ただやせ型の女性や高齢の女性の場合、お腹の中の筋力が弱く腸が骨盤の中に下がってしまう場合があり、奥まで入りにくくなることがあります。
 
またお腹の手術をしている方(とくに婦人科の手術)は腸が癒着していることがあり、この場合入りにくく痛みをともなうことがあります。もし強い痛みをともなう場合は腸に無理がかかっていることですので途中で検査を中止したほうがよいこともあります。
 
当院では多数の大腸内視鏡検査を経験している内視鏡専門医が検査しており、無理な入れ方をせず痛みのない検査をこころがけていますのでご安心下さい。

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